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花と暮らす Vol.5

2022/6/25



梅雨のこの季節に旬を迎える“紫陽花”。外を歩けば色とりどりの紫陽花があちらこちらで目を楽しませてくれますが、実は紫陽花、切り花で楽しむには少し水が下がりやすい(しおれやすい)という弱点があります。せっかくお花屋さんで買ってきた紫陽花がすぐにしんなりしてしまったら悲しいですよね…。そこで、今回は切り花で紫陽花を少しでも長く楽しむためにご家庭でもできる水上げ方法を詳しくご紹介したいと思います。


花の水上げ方法にはそれぞれの品種に合わせて、焼いたり、叩いたり、割ったり、、あの手この手と様々な方法がありますが、今回はその中から紫陽花全般に使える水上げ方法の一つ“湯上げ”のやり方をお伝えいたします。 湯上げとは簡単に説明すると、切り口を沸騰したお湯に浸けて殺菌し、その後すぐに水に浸けることで水の温度差でお花をびっくりさせて一気に水を吸わせるショック療法のようなものです。沸騰したお湯に茎を浸けることに最初は抵抗があるかもしれませんが、お花に元気を取り戻してもらう為にとても有効な手法なのでぜひ試してみてください!

用意するもの
・花鋏 ・バケツ ・輪ゴム ・新聞紙 ・セロテープ ・鍋
・(切り花専用延命剤 ※なくても可、あるとより良い)

手順


紫陽花の余分な葉や傷んだ花弁などがあれば落とし、花の高さを揃え、茎を輪ゴムで束ねる。


新聞紙で巻く。花はきつすぎず、弱すぎない力加減できゅっと巻き、茎の部分は隙間なくしっかりと巻いた後、セロテープでとめる。


鍋底から3cm程水を入れ沸かす。沸騰したら準備しておいた紫陽花の茎を真っすぐ切り、切り口から約1cmを沸騰したお湯に12秒程浸ける。


12秒数え終えたらすぐにたっぷりと水を張ったバケツにそっと浸ける。この際、勢いよくバケツの底に茎をぶつけてしまわないように注意(水を吸い上げる道管が潰れてしまうと水が上がらなくなります)。
※切り花専用延命剤は適量をあらかじめバケツの水と混ぜておく

そのまま丸1日はバケツで水をしっかりと吸わせ、翌日水が上がったら新聞を取り、お湯に浸かった箇所より上で斜めに切り戻しをしてから花瓶に生けて楽しんでください。

どんよりとした天気が続くこの季節、家の中にフレッシュなお花があるだけで気持ちが一気に明るくなります。ぜひ今が旬の紫陽花、ご自宅でも楽しんでみてください♪

小山真沙美/フリーフローリスト。
2007年から修行を開始し、フランスにてart de floral diplomaを取得。「お花で笑顔と癒しを届けたい」との想いで、日常のお花からウェディングなどの特別なお花までフルオーダーメイドで対応。ナチュラルなテイストが得意。
instagram:@freefloristkoyama

     

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